ある店で、偶然そこに居合わせた数人が音楽のことで盛り上がり、好きな作曲家についての話が出た。ちなみにその中の1人がすぐに名前を挙げたのが、レスピーギ。
それを聞きながら「いろいろいるけど、自分の中で最初に出てくる作曲家って誰だろう?」と呟いた人がいて、確かにと思った。
そこで私の場合、死ぬ前に何が食べておきたいか、どこへ行っておきたいかという質問と同様に扱ったら絞りきれるかもと考え始め、死ぬ前に聴いておきたい程好きな演奏、の曲を作った人達かなぁと思った。
ついでに、そのリストを思いつく順に挙げておく。
ベスト①
ブラームス: ピアノ三重奏曲第1〜3番
スーク(ヴァイオリン)、カッチェン(ピアノ)、シュタルケル(チェロ)の演奏
②ブラームス: ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1〜3番
スークとカッチェンの演奏
③ラヴェル: ピアノ協奏曲ト長調 第2楽章
アルゲリッチ(ピアノ)、アバド指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
④ラヴェル: 水の戯れ
アルゲリッチ(ピアノ)
⑤ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲
メニューイン(ヴァイオリン)
⑥ベートーヴェン: クロイツェルソナタ
スーク(ヴァイオリン)とパネンカ(ピアノ)
シゲティ(ヴァイオリン)とバルトーク(ピアノ)
⑦バッハ: 主よ人の望みの喜びよ
リパッティ(ピアノ)
⑧パガニーニ: ヴァイオリン協奏曲第1番
フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
⑨バルトーク: 管弦楽のための協奏曲
フリッツ・ライナー指揮、シカゴ交響楽団
⑩ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第2〜3番
ラフマニノフ(ピアノ)、オーマンディ指揮
・Sno’ Peas
ビル・エヴァンズ(ピアノ)とツゥーツ・シールマンズ(ハーモニカ)
・ワルツ・フォー・デビー
ビル・エヴァンズのトリオ版
音楽と文学の大きな違いは、黙読だけでその世界が完結できるかどうかだと思う。
文学では、文字を通して、作家が物語を世に送り出し、読み手が受け取る。
音楽(特にクラシック界)では、楽譜を通して、作曲家が曲を世に送り出し、演奏者がそれを読み取り音を発し、その音を聴き手が受け取る。
演奏者がどう料理するかで、曲の印象もガラリと変わる。5月もモチベーションを上げていくぞー!