2019.03.15 03:26起承転結ヴァイオリンを長年弾いていると、たまに「始めてから何年ですか?」という質問をされることがある。頭の中をぐるぐるっと回転させて計算すると、あまりの年数が経っていて、ここ最近は毎回ギョッとする。そのような私が、どんどん面白く感じていることがある。音楽の起承転結のことだ。ヨーロッパ発祥...
2019.02.26 12:05音の命身体から湧き上がってきたような音に私は魅力を感じる。音と自分との距離がだんだん無くなって「これが私!」と言えるような音。「音が自分でもあり、自分が音でもある。」というのができたら、究極。憧れの演奏家たちはいつもそれが体現できていると思うし、たとえ子供であっても1度それを経験できれ...
2019.02.24 10:12音符の裏側にあるもの?高校の音楽史や音楽理論を教えてくれた先生方は博識で、音楽について深く掘り下げた内容を教えてくれる人達だった。とても印象深かったのは「ある曲を演奏するためには、ただ音符を並べるだけでは無くて、楽譜や音符の裏側を読み取らなくてはいけないよ」という話。つまり、その曲の作曲家の人生や他の...
2019.02.21 06:26本との出会いこの前ひょっこり、生徒さんから本をもらった。前に買ったはずなのに行方不明になっていて、新たにもう1冊買ったら古い方も出てきたからという経緯である。ジャン=ミシェル・モルク著、藤本優子訳「偉大なるヴァイオリニストたち-クライスラーからクレーメルへの系譜」全50人の演奏CD-ROM付...
2019.02.11 01:00ホットandクール自分が憧れる演奏ってどんなものなんだろう?言葉では表しきれないけれど、情熱と冷静の両方が絶妙に入り混じったものであることは確か。スーク、カッチェン、シュタルケルのトリオが演奏するブラームスのピアノトリオの演奏が大好きだ。美しいあの音色、その場面の温度が伝わってくるような歌心、響き...
2019.02.11 00:53おめでとう!いつもレッスンしている生徒さん達が、今年の千葉県管弦楽コンペティションで最優秀賞を受賞しました。みんなでコツコツと努力を積み重ねた結果だと思います。おめでとうございます!
2018.11.22 05:50テディテディというのは、私の最も尊敬するヴァイオリンの師匠のニックネームだ。目を閉じてニコっとする笑顔が最高にチャーミングで、茶色のチェックのジャケットが似合ってユーモアのある紳士。だが音楽のことでは妥協無しで、生徒が本質を分かって咀嚼するまで反復させて、できるまで辛抱強く待っていてく...
2018.11.05 07:28音楽とはバーンスタインだったと思うが、言葉では表しきれないもの、伝えきれないものを表現できるのが音楽だと説明していて、すごく納得したことがある。楽譜から音符とリズムを読み、ただその通りに演奏しようとすると、棒読みになる。しかし、あまりに楽譜から離れたデタラメな演奏というのは、まずその曲に...
2018.10.23 09:31ヴィオラの甘い音色ヴィオラ(ビオラ)の紡ぎ出す甘い音は、とても魅力があります。なかでも最も低い音域を担当する弦であるC線の深い音、そして最も高い音域のA線の出す少し鼻にかかったような音は、ヴィオラだからこその音色でしょう。膨大な曲目が残されているヴァイオリンと比べて、世の中にあるヴィオラ曲のレパー...
2018.09.16 09:10あると便利バイオリンを練習する時、あると便利なものをご紹介します。①チューナー(メトロノーム付き)バイオリンは木で出来ているので、気温や湿度によって木に含まれる水分量が変わり、僅かに膨らんだり縮んだりします。その影響+弦自体の伸縮もあり、張ってある4本の弦の音程も毎日変わります。そのため、...
2018.09.15 10:30楽器の選び方バイオリンを始めたいなと思った時、どのように楽器を選んだら良いのでしょうか?せっかく弾くなら、ある程度音色も楽しみたいですよね。そうすると、材料の質が良いこと、適切なセッティング(例えば駒の高さ・表板と裏板の間に立つ魂柱…などの部品)調整がされていることが大切です。そこは楽器を探...
2018.09.12 02:12study with〜という表現私は、英語のプロフィールでよく見かける「study with Prof./Mr./Mrs./Ms.〜(〜先生と勉強する)」という表現が好きです。日本だと、どうしても「〜氏のもとで」「〜氏に師事」「〜氏にレッスンを受ける」という表現が一般的ですが、本来レッスンとは、生徒さんとの間で...